専門学校で自衛隊になるために勉強する。夏編
こんにちは。元航空自衛官の水沢貴志です。
昨日は専門学校で学んだ厳しい現実をお伝えしました。
ここまで勉強するのかと驚かれた読者様も多かったと持っています。
今日お届けする夏編もかなり厳しい内容なので気持ちを落ち着けてご覧ください。
基礎編の春が終わるころ、本格的な夏の追い込みに入りました。
私の場合、偏差値があまり上がらず、希望していた一般空曹候補学生はかなり難しいと学校側から説明があったのです。
しかしどうしてもあきらめきれない。
そこで専門の合宿に参加することにしたのです。
と言っても普段の授業の続きです。
夏だからと言って夏休みがあるわけでもなく、授業に変化があるわけではないのです。
ただ春の基礎編よりも授業がかなり難しくなる。
その覚悟が必要だったのです。
そのころにはまた若干名の脱落者が出ていて専門学校に毎日、通っている学生も顔を覚えるくらいになりました。
ただ合格への執念がすさまじいものでした。
同級生に当たるクラスメイトはとっくに就職しているか大学へ行っています。
または公務員になっているのです。
もし、専門学校でも公務員になれずに脱落すると本当に後がないからです。
私もこのころは学力がなかなか上がらないことにいら立ちを覚えていましたが先生の教えを信じていました。
それは学力はすぐには上がらないということです。
実力は夏以降についてくる。
だから頑張ってと言っていたのです。
本当に???
最初に説明を受けたときはマジか?
と疑っていましたが、実際には夏を終える試験前には十分に合格ラインに入れるくらいの学力がついていたのです。
後からのお話ですが、一日、20時間以上の勉強は本当に無駄にはなっていなかったのです。
学生には授業中に居眠りをする人もいましたが、ペース配分がうまくできなかった学生は公務員試験には合格できなかったものがかなり多かったのです。
ペース配分。そして学校での教えに忠実なこと。
この2つは本当に胆といってもよいですね。
実は夏の合宿は授業の合間にひたすらペーパー試験を繰り返すというものでした。
本当に寝る暇なく、試験を解いていた記憶があります。
毎日、出題される過去問にうなされる夜も多かったのを覚えています。
そんな基礎の繰り返しでしたが夏が終わるころ、本当に試験に強くなっていた自分に自信を持っていましたね。
努力に自信をつける。
大事なことです。
この時の苦労は今でも参考にしたり、思い出して勇気をもらっています。
挫折から学べることも多いと私は思っていますよ。
明日はいよいよ最終章、公務員試験、の秋、そして合格へ。
このテーマでお届けします。
シリーズは終わりますが、ブログは続けます。
自衛隊の応援のためにもこれからもよい記事を書きますよ。
このブログを続けている原点も公務員試験と専門学校で学んだことです。
多くの学びを思い出しながら執筆に励みます。
最後までご覧いただいて、いつもありがとうございます。
水沢貴志