元航空自衛官のミリタリー日記(自称!広報運動員☆彡)

自衛隊ネタと日常をブログにしています。

入間基地のヘリコプター空輸隊のお話です。どのようなお仕事なのでしょうか?

記事を見るとヘリコプター部隊がいろいろな任務に就いていることを知って驚いた。

そこで大型の輸送ヘリCH-47Jチヌークの部隊について調べてみることにしました。

 

埼玉県狭山市にある入間基地と言うと航空祭ブルーインパルスを思い出します。

T‐4中等練習機、通称レッドドルフィンの曲技飛行を見た時は子供のような無邪気な気持ちで大空を見ていました。

やっぱり乗り物好きならば航空祭は欠かせないイベントです。私も楽しみにしています。そんな童心にかえることが出来る入間基地航空祭は毎年11月3日文化の日です。

皆さまもよろしければ航空祭を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

 

2016年 百里基地航空祭 DVD版

2016年 百里基地航空祭 DVD版

 

 


ブルーインパルス復活!6機で展示飛行! 小松基地航空祭2019前日予行

 

 

そんなこんなでいつも自衛隊ブログになっていますが皆さまに楽しんでいただける記事を目標に、ユーモアと人をモットーにブログにしています。

 

他の自衛隊ブログのように専門用語がびっしり!!という事はなく簡単にまとめさせて頂いております、初心者向けブログです。まだまだ勉強中の初心者マークですが、

人をテーマにいつもお届けしています。

そんなブログも、もう続けて13日目になります。

今日も楽しくテンポの良い記事になっていますので、最後までご覧ください。(^^)/

 

今日のテーマは、入間基地にあるヘリコプター空輸隊ですが主な任務は災害派遣や患者の緊急搬送など多岐にわたり、調べてみると物品輸送も含めこれが自衛隊!と思うようなお仕事です。

 

何だかやっと自衛隊らしい記事になって来たな!と思いつつもユーモアと分かりやすい解説には変わりはありません。

 

では、操縦士でもある入間ヘリコプター空輸隊の操縦士の声を聞いてみましょう。

被災地では風を読みながらヘリを飛ばすそうです。

 

「自信はありました。日ごろからそのために訓練を重ねてきましたのですから。

被災地の現状を目の当たりにして、何とかできないのかと思っていたので、人命を救うことができて本当に良かったです。」

 

こう語るのは、入間ヘリ隊の吉田3等空佐です。

東日本大震災の時でには、CH-47Jで使ったことがなかったホイストと呼ばれる装備を使い人命救助を行っているベテラン操縦士です。

本当に心強い声で国民のひとりとして安心しています。

災害派遣と日々の訓練、本当にお疲れ様です。

 

調べてみると、東日本大震災の時はこの入間基地が災害派遣部隊の拠点になったようなので普段からの任務もきっと責任の重いものではないのかと思っています。

本当に頭が下がる思いです。国の安全の為に危険なお仕事をしている自衛隊の皆さまへ、いつもありがとうございます。感謝の気持ちを伝えたいです。

 

入間ヘリコプター空輸隊では主に3つの職種がありそれぞれの持ち場でご活躍されているとあります。

 

その職種の紹介の前に簡単にCH-47Jの説明をさせていただきます。

 

1996年に初号機を取得しました。1999年度以降に取得した機体は、大型燃料タンク、気象レーダーGPSなどを装備しており乗員も最大で55名も搭乗可能です。

乗り心地も安定しているようで急患対応にも活躍しているようです。

また、最大で約8トンの貨物が輸送可能でエンジンも2基搭載して安定した飛行が特徴的なようです。

航続距離が約1000kmと東京からおよそ西日本や東北まで飛行可能ですね。

途中の飛行場で補給を受ければもっと遠くまで飛行可能だと思います。

 

1996年から活躍しているとは本当に驚きです。自衛隊の航空機や戦車などは古いものが多いですが、どれも21世紀になっても令和になっても全く見劣りしていないと私は思っています。これも隊員の皆さまの日々のメンテナンスと装備品に対する愛情なのではないでしょうかと勝手に思ったりしています。

 

話題を戻して、3つの職種の紹介です。

フライトエンジニア・ロードマスター・ヘリコプター整備員とあります。

 

どういうお仕事をされているのでしょうか?順番に解説させていただきます。

 

フライトエンジニアは操縦士の女房役です。

 

「飛行中はいつも操縦士の気持ちになって、操縦士が何を望んでいるのか、どうしてほしいのかをいつも考えています。」

 

こう話すのは森田1等空曹です。

 

ヘリコプターを安全に航行できるように操縦士を補佐して飛行を続ける面であらゆるサポートをしているようです。

 

具体的には、地上スタッフとの連携作業や機体の点検、燃料補給のチェック、そして、飛行中に万一のことがあれば安全な飛行の為に最善を尽くしているとあります。

 

また、CH‐47Jチヌークではアナログ的な部分も多いようです。すべてを機械任せにしていないところに人間らしい温かさを感じるのは私だけでしょうか?

 

森田1等空曹は自分の蓄積した大切な経験と多くの知識を次の世代へどのように伝えていくのか常に模索しているようです。

 

安全な飛行の為にこれからも頑張って下さい。

 

次にロードマスターです。

 

一言でいうと貨物の輸送全般の責任者でもあり輸送機の輸送に関わるスペシャリストのようです。貨物内のすべてを引き受けるとありきっと責任も重い仕事なんだろうなと感じています。

 

飛行中は緊急時の対応を訓練して、民間旅客機のCAのような業務もあるというから驚きです。

 

常に輸送機に搭乗して、人員と貨物の監視や搬送業務を行っているとあります。

 

そのほかにも災害派遣にはホイストを使った人命救助カーゴフックによる装備品などの吊り下げ、空中消火用バケットの操作など調べてみるとそのお仕事は本当に多くあり多岐にわたります。

 

そんな任務に就く西本空曹長はこうお話されています。

 

「これらの業務をいかに効率よく行えるかが重要です。また、いかなる状況にも対応できるように、常に考えながら業務を行っています。」

 

まさに本物の自衛隊員です。その覚悟と仕事への情熱をこれからも後輩たちに伝えてほしいと心から願っています。

 

特に座右の銘に感銘を受けたので紹介させていただきます。

 

「訓練は実戦のごとく、実戦は訓練のごとく」。

 

非常に奥の深い言葉であり教えですね。私もとても勉強させていただきました。

 

最後の紹介はヘリコプター整備員です。

 

これは説明はいらないかもと言う声が聞こえてくるかもしれませんが、そんなことはありません。

安全な飛行の為には整備は欠かせない業務です。改めて紹介させていただきます。

 

安全をチェックすることが整備員の一番重要な業務です。

点検項目のチェックリストに従って点検を行うなど地味な仕事に飛行の安全がかかっています。

主な仕事は燃料系統などの点検が任務のようですが飛行時間が一定時間を超えると点検や整備が航空法で義務づけられているようで気の抜けない作業だと私は思います。

 

そんな整備を行う浦3等空曹はこうお話されています。

 

「CH‐47Jチヌークはアナログ的なところが多く、整備はやりやすいのですが、ボルトの開け閉めなどに力が必要で、当初は筋肉的に少しきつかったです。」

 

まだまだお若いのです。これからも体力錬成で力をつけて頑張ってほしいと思っています。

 

いろいろと難しい説明もあったかもしれませんが、楽しんでもらえると嬉しいです。

最後にその任務についての簡単な紹介です。もう少しおつきあいください。

 

主な任務は、具体的に言いますと

・被災地などでの災害派遣活動

海上自衛隊呉地区(担当外)への空輸

分屯基地(経ケ岬)への空輸

・病院への空輸

 

などがあります。

ここではこれ以上詳細には書きませんがこういう任務もあるんだよと知って頂ければ嬉しいです。細かい事はもっと勉強してまたブログで紹介させてください。

続編も検討中です。期待してください。

 


大型輸送ヘリCH-47J チヌーク機内展示・展示飛行

 

 【dエンジョイパス】

 

まとめ

 

・ヘリコプター部隊の活躍を知って非常に勉強になった。自衛隊の活動を知って応援したい気持ちです。

・入間基地は東日本大震災の時の自衛隊の活動拠点にもなった基地です。任務の重要性におどろいています。

・CH‐47Jチヌークの性能と活躍がすごい!感動しました。

・3つの職種のスペシャリストの事を知って自衛隊の活動に今以上に関心をもつようになった。座右の銘が特に良い。「訓練は実戦のごとく、実戦は訓練のごとく」

これが本物の自衛隊!そう思っています。

・任務の多様性に感心しています。もっと勉強をして続編と良い記事を書きたい気持ちです。

 

最初は、ヘリコプター部隊は人命救助があるだけかと思っていましたがそうではなく、多くの乗員の多様な任務があり、非常に感銘を受けました。

CH‐47Jチヌークもその性能を知ることで自衛隊の事がまた少し分かってきてとても嬉しい気持ちです。

 

こういうことを書くともう読んでもらえない記事になったりご指摘やお叱りの声も多くなると思っています。

しかし、自衛隊の事をべんきょうするうちにどこが悪いのだろう?と思うのが率直な感想です。

もちろん私も少し前まで自衛隊の事をあまり知らずにいて、まだまだ勉強中の初心者マークですが自衛隊の勉強は社会情勢や時事問題の勉強にもつながっていきます。

まずは、関心を持つことから始めてもらいたいと記事にしながら思う事です。

 

記事にすることで、自衛隊について勉強できて良かったと言ってもらえればとても嬉しいです。

 

今日の記事が国を守るという事を考えるきっかけになれば幸いです。

次回作をご期待ください。

 

最後までご覧いただいて、いつもありがとうございます。