護衛艦「いずも」を空母化?2020年に改修予定
護衛艦「いずも」が空母化に改修?
その記事を見て驚いています。
日本が空母保有国になる!
そう思うと思い出すのは子供の時にゲーム「提督の決断」です。
艦隊を指揮して太平洋を横断する壮大なシミュレーションゲームと関係書籍にもう夢中でした。
日本の提督はかっこよかったのが印象的です。
皆さんはゲームはしますか?
艦隊戦を指揮するゲームは壮大で夢があります。
お勧めですね。
まだまだ、防衛の初心者マークですが一緒に勉強していきましょう。
読者さまからも好評でいつもはてなマークをありがとうございます。
分かりやすい解説とユーモアを心がけています。
今日も最後までご覧ください。(^^)/
その前に空母って何?
さすがにこんな声はないかもしれませんが、一応簡単な説明です。
空母は航空母艦の事です。
1922年の12月27日に日本で初めての空母「鳳翔」が建造されています。
世界初の新造空母です。
当時同盟国だったイギリスに造船技術を学んでいます。
空母は航空機を着艦させる移動式の滑走路のようなものです。
ですので航空機の母艦なのです。
空母についてお分かりいただけましたか?
次に護衛艦「いずも」の空母化についての解説です。
空母保有は長年タブー視されていました。
国内がまとまらないのがその理由のひとつです。
ひょっとしたら読者さまも空母化には反対な人もいるかもしれませんが、反対するためにもどういう理由で空母化されるのかを知れば議論と言うものが出来るのかもしれませんね。
「いずも」はヘリコプター搭載型の護衛艦です。
全通甲板を備えて14機のヘリコプターを搭載できます。
もともと大型機も搭載できるように設計されていたようでF-35Bステルス戦闘機も運用可能だそうです。
「いずも」を空母に改修の為に約31億円が計上されています。
F-35Bも6機購入予定で予算は846億円を計上しています。
その理由のひとつには中国があります。
中国海軍は5隻の空母を作り南シナ海や東シナ海に大きな影響力を持っています。
そこで空や海の守りの為に空母には空母で対抗するというような考えのようです。
外国の脅威を考えることは日常にはないことですが自衛隊は常に有事に備えることが大きな仕事です。
専門的には抑止力とも言います。
防衛力を強化していることで他国からの侵攻を止める狙いがあるのです。
「いずも」の空母化も恐らくはそうした考えからなのかもしれませんね。
ここでは、紹介記事です。
空母化に賛成や反対と言った議論が目的ではないのです。
海上自衛隊に関心を持ってもらえるととても嬉しいです。(^^)/
話を戻します。
具体的な改修は甲板の耐熱工事、格納庫区画、電気系統の改修を行います。
本格的な工事は2020年内に終了するとのことです。
護衛艦は年に一回定期点検を行っています。
ドックに入って検査などを行うのです。
それとは別に3年から5年ごとに大掛かりな車検のような点検・修理を行います。
海上自衛隊ではこの大掛かりな点検時に空母化に改修する予定のようです。
本格的な空母を運用です。
ちなみに私は空母化に賛成ですね。
全部賛成とは言えませんが空母を持つことで国防が見直されることを期待しています。
ちなみに「いずも」型の2番艦の「かが」も2021年度に空母に改修予定です。
「いずも」を空母化するとF-35Bが14機、SH-60Jが7機程度搭載可能になるようです。
ここで搭載機についての説明です。
F-35Bは米ロッキード・マーティン社が中心となって開発されました。
第5世代戦闘機とよんでいるそうです。
日本ではF-4EJ改ファントムの引退により、F-35AとF-35Bが調達されます。
F-35は高度なステルス機能と統合されたセンサーシステムなどを搭載しています。
今後の活躍が期待できますね。
関係者の皆さまの努力が実りますように。
心から願っています。
次にSH‐60Jです。
これは護衛艦に搭載するマルチなヘリコプターです。
対潜、対艦、警戒監視を主な任務としています。
ヘリコプターなのに要するに潜水艦への攻撃や艦艇への攻撃ができる優れた性能を持っているのです。
シーホークと呼ばれているようです。
航続距離は800キロメートル
機関銃に魚雷や対潜爆弾、対艦ミサイルも装備しているうえに乗員も最大で12名も搭乗可能です。
通常は3~4名で運用しているようです。
機体は三菱重工業で開発されました。
現在はSH-60Kが海上自衛隊の主力装備です。
ほぼ国産と言っていいヘリコプターです。
これからもその活躍を期待しています。
最後に「いずも」の空母化をお話するのなら大な疑問が1つあります。
それは対潜能力をどうするのか?
という事です。
要するに戦闘機を搭載することで潜水艦への対処能力が不安になることが今議論になっているのです。
この問題に対する明確な答えは現在までには出ていないようです。
しかし、対潜能力を持った護衛艦は現在は4隻あります。
そのうちの2隻を空母化するというのが今の日本政府の考えなのです。
対潜能力をどうするのか心配な理由はロシアにあります。
中国では今後100隻もの潜水艦を保有することが確実視されているようです。
それなのに中国に対抗するだけの護衛艦だけでよいのか?
自衛隊では潜水艦も18隻体制を22隻体制に変える予定です。
でも少なすぎないですか?
外国とは一桁も違う保有量に大きな疑問を持ちます。
国民の皆さまへの問いかけの前の読者さまに興味を持ってもらいたいと思っています。
まとめ
・空母建造がイギリスに学んだことを初めて知りました。
・「いずも」「かが」は元々空母化の予定だったことを知ると国防計画に驚きます。
・搭載機のF-35Bやシーホークの性能に頼もしく思います。
・中国とロシアの戦力を知ると国防の重要性を考えてしまいます。
・国民の皆さまの関心の低さに疑問を持っています。
いつも自衛隊の記事で思う事は国民の皆さまの関心の低さにあります。
先日の台風19号の被害でも自衛隊の皆さんがいたから被害が最小限に抑えられたと思っています。
もちろん、警察官や消防官、行政の皆さまの活躍や協力あっての防災ですが、自衛隊の本来の任務は国を守る国防にあるのです。
外国では徴兵制度もあり、軍事については皆さん勉強しているようですが日本ではゲームくらいしか関心がないような気がします。
もっと防衛と言うものと自衛隊に関心を持つことはないのでしょうか?
日夜頑張る自衛隊の皆さまは私たちの誇りです。
今なお被災地で活動している隊員の皆さまには本当に感謝の気持ちで一杯です。
そんな自衛隊の事を私たちはどのくらい知っていて、考えることがあるのでしょうか?
私のブログを通じて一緒に考えてほしい気持ちもあります。
自衛隊は国の宝であり、国民の財産です。
私はそんなことを思っています。
今日の記事が国を守るという事を考えるきっかけになれば幸いです。
次回作をご期待ください。
最後までご覧いただいて、いつもありがとうございます。